ハンドメイドを始めよう!と思い立ってからまず私がやったこと
2019/12/09
これからハンドメイドをはじめようと思っている方へ
こんにちは、ハンドメイド作家のマル子です!
本当に久しぶりの更新となり、とってもとってもごめんなさい。
読んでくれている方、ありがとうございます。
今日は、私が「ハンドメイド作家になろう」と決めてからまずやったことをシェアしたいと思います。
というのも、「これからハンドメイドをはじめて収益をあげていこうと思いますが、何から始めればいいのか分かりません」というコメントを頂いたから。
こういう質問に対して、「まずはこれからはじめなさい」と私がアドバイスすることは実は簡単なんです。だけど、それを実行に移せるかはまた別問題。
実行に移せるかどうか分からないアドバイスを無責任にゴタゴタとお伝えするよりも、実際に私が何をやったのかをお伝えした方が納得感もあるし、読んでいる方の学びが多いのはではないかな?
そう思ったので、今回の記事を書くことにしました。
何より私の振り返りの機会になるので、改めてはじめた頃のことを思い返しながら書いてみます。
きっかけは、会社勤めを辞めたこと
私がハンドメイド活動をはじめたのは、会社員を辞めてからのこと。
今からちょうど2年前くらいになります。
実はそれまで、ハンドメイドの「ハ」の字くらいしか知りませんでした。
特に手芸が趣味だったわけでもなく、イラストがうまかったわけでもなく、手先が器用だったわけでもなく・・・・
正直、ハンドメイドにつながるような取り柄は一つもなかったのです。
驚きですよね。
今やハンドメイド活動による収入が生計の半分以上を占めているほど、どっぷりのハンドメイド作家ですが、つい2年前まではハンドメイドにはまったく興味がなかったのです。
それなのになぜハンドメイドをはじめたのか。
きっかけは、会社勤めを辞めてフリーランスで稼ぎはじめたとき、「クライアントに仕事を発注してもらって食べて行く生活はいやだ。自分で事業を運営して安定した収入を得たい。」と思ったことです。
フリーランス活動で感じ始めた「限界」
フリーランスでクライアントさんに仕事をもらって報酬をいただくというビジネスをはじめると、色々と違和感を感じるようになってきました。
クライアントがいなくなったら食いっぱぐれる。収入をあげるには自分の単価を上げるか働く量を増やす必要がある。単価が上がったら、今のクライアントは離れてしまう。そもそも、高い金額で発注してくれるクライアントと出会う機会がない。かといって朝から晩まで働きずくめなのは嫌だ・・・。
色々と限界があるなと感じました。
クライアントありきビジネスって、自分で収入のコントロールが効かないケースが多い。せっかくフリーランスになったのにまったくフリーじゃないなぁ・・・・。そんなフラストレーションが溜まっていきました。
そこで、「自分の事業をやろう!」という決心をしてから、選択肢として「ハンドメイド」が浮上してきたのです。
ハンドメイドじゃなくても良い。自分で事業をやりたかった
ここでポイントなのは、私はハンドメイドにこだわりを持っていなかったということ。
自分の作品もこのときは無かったし、手を動かして何かを作るなんて高校生のときの家庭科の授業以来していなかったのです。
だからこそ、ハンドメイド以外の選択肢もありました。
一つは、ユニークで世の中にないような旅行ツアーを企画して集客・添乗員・ガイドまで一人でこなすという事業。
もう一つは、海外のある地域で一般的な家庭料理を日本に紹介し、レシピやグッズなどを販売するという事業。
いくつかアイディアが浮かんだ中に、ハンドメイド活動があったのです。
その中で、どれが一番現実的に実行にうつせそうか。
どれが一番、現代の日本人が喜んで受け入れてもらえそうか。
どれだったら競合が少なくて勝算があるのか。
ということを考えました。
その中で結局残ったのが、ハンドメイド活動だったのです。
さて、ここから具体的に何をやったかを挙げていきます。
まずやったこと1:販売するものを決める
まずは、何を販売しようか決めました。そのときに基準となる考え方はこちら。
「世の中の人に広く受け入れられそうで、まだ世の中に無いもの」
売るものを決めるときの基本的なセオリーはこれです。
これを突き詰めて考えていって、まずはハンドメイドで販売するものを決めました。
このときは、「自分で作れるか」というのはあまり考えていません。
作れるようになるまで練習しよう。という意気込みです。
まずやったこと2:その道に詳しそうな人に会って、意見をもらう
よく、自分の得意な物をつくって誰にも相談せずに販売して「なんで売れないんだろう?」と悩んでる人を見かけます。
一緒に住んでいる家族に相談したり、遊びに行った友達についでに相談したりはするのでしょう。
でも、「その道」の素人にアドバイスを求めてもダメです。
一般的なユーザー視点の意見はくれるかもしれませんが、その道の経験者・プロのアドバイスの方が100倍役に立ちます。
私は自分の販売しようとしているジャンルを扱って商売をしている人に、何人かのアポをとってご飯を食べながらアドバイスをしてもらいました。
ここでポイントなのは、自分のネットワークを活用すること。
私の場合は仲の良い友達にプロがいなかったので、数年前の知り合いとか、地方に住んでいる方とかにも会いにいきました。
きちんと自分の足をつかって会いにいって「アドバイスが欲しい」というと、誰でも真摯に答えてくれると思います。
もちろん、その方とドンピシャに競合にあたる場合は警戒されると思うので、そこははずしてプロを選びます。
こうゆう活動のことを、「ネットワーキング」と海外では呼ぶそうです。
自分の人脈を活用して自分のプロジェクトを進めていくことですね。
日本だと慣れない言葉ですし、やってる人は少ないと思いますが、重要です。
このときに会いに行った人たちにアドバイスされたことは今でも肝に命じてハンドメイド活動をしています。
また、彼らが応援してくれているので、頑張ろうという気持ちにもなります。
まずやったこと3:市場調査
市場調査とは、マーケティングです。
難しい言葉を使わないで表現すると、同じような物を販売している人たちの売り方、お客さんの反応、価格、作品の質・種類などを徹底的に調べることです。
基本的に、この人たちと同じことをやったら、勝ち目はありません。
商売は、先にやった者勝ちなんです。
今はインターネットを駆使したらほとんどの競合調査ができますが、自分で足を運んでお店をチェックしたり、お客さんになりすまして競合の方のサービスを受けてみるなども学びが大きい活動です。
売る物を決めてから、その道のプロのアドバイスをもらい、市場調査をしていくと、自分の中で「こうゆうやり方をしたら、お客さんがついてくれるのではないか?」
というなんとなくの指針が見えてくるはずです。
ここまで来たら、作品の作り込みのスタートです。
ネットワーキング、市場調査のあとに作品の作り込み
自分の作品ありきでハンドメイド活動をはじめると、その作品に縛られます。
売れない場合はだいたいこの二つが原因。
・そもそも世の中のニーズのない作品を売っているのでは?
・他に同じような作品を売っている人がいるのでは?
これは、作品の作り込みの前に調査をすることで回避できるのです。
何も調べないで作品を売り始めて、「なんで売れないのだろう?」と考え始めるのはあまりに効率が悪いです。
きちんと調べ物をして、自分の仮説をたてて、作品を作り込んで販売。
という流れが回りくどいようで一番早い、売り上げを上げる方法だと思います。
ハンドメイド活動にまつわる質問、受付ます!
私が実際に何をしたかを少しだけお伝えしましたが、参考になったでしょうか?
もっとここの部分を詳しく知りたい、具体的に自分の作品について相談したいなどがあればメールでお問い合わせを頂いても大丈夫です。
info(あっとまーく)handmade-mr.com
本業と副業(ハンドメイド)で日々、ブログ更新する時間もあまりないのですが、
悩んで悶々としている方の助けになれるのであれば喜んで質問にお答えします^^
2019年12月9日追記:現在、マル子への相談はココナラのコンサルティングを通して受け付けております。
メールを多数頂いており、個別対応が難しい状況となっております。ご了承くださいませ。
→マル子、ハンドメイド販売のコンサルティングサービスをはじめます。