売り上げ1年間で950万円に……! お客さんとのコミュニケーション方法で大事なこと

   

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一年間の売り上げをまとめてみたらびっくり。950万円という数字

ハンドメイド販売をはじめてもうすぐ2年になります。
最初は数万円の売り上げが数ヶ月、そして半年後に10万円を超え、そしてそのあと100万円を超えるという経緯がありました。

100万円の売り上げを超えたあとも、毎月数十万円から100万円前後をうろうろとしている売り上げが推移していました。

ハンドメイド活動一本で生計をたてていくことにしたので、これまでの直近1年間の売り上げをまとめてみました。

出てきた数字はなんと、950万円の売り上げ。

これは売り上げなので、収益ではありません。なので、そのまま年収とは捉えられません。
ただ、この1年、他の仕事をしながらリソースの3割程度でこの売り上げをあげられたとは。自分の中では「よくやった、自分・・・。自分で自分を褒めてあげたい」という感想です。

数字でまとめるとさっぱりと一言で終わりますが、この数字の背景には多くの苦労があります。

苦労、試行錯誤をしながらなんとか積み上げてきたこの数字。
せっかくの節目なので、これまでの活動で見えてきた成功の秘訣を考えてみました。

振り返って見て思うのは、お客さんとのコミュニケーションの重要性。
今日はこのことについて二つ、書いてみます。

お客さんの質問には、NOと答えず、最大限できることを探して提案する

creemaやiichiなどのハンドメイドマーケットの特徴として、「お客さんと作家が気軽にメッセージのやりとりをできる」という機能があります。
お客さんは、まるで手づくり市に参加しているような感覚で作家さんに直接質問をして、答えてもらい、作品に対して理解を深めることができるのです。

ハンドメイドマーケットで売り上げを上げていくにあたり、このオンライン上での接客はとても重要な意味を持ちます。
質問に対して、どのように答えるのかでお客さんが購入するか否かが決まるのです。

例えば、「この作品素敵ですね。ただ、この色はないですか?」と聞かれたとします。
実際にその色がない場合は、「ないです」という旨を答えますが、プラスアルファでどんな情報を付け加えるかで、お客さんの反応は変わってきます。

「その色はないのですが、同じように使い回しの効くこの色はあります」
「その色は今、ないのですが、1ヶ月後に準備できそうです。準備できたら連絡いたしましょうか?」
「その色はないのですが、同じトーンのこの色ならあります。これは○○なのでおすすめです」

のように。プラスアルファで情報を付け加えてお客さんに寄り添い、提案。私のお店がお客さんにできることを最大限、ご案内します。

この辺は、おそらく接客業をやられている方にとっては常識なのかもしれません。

マル子の場合は、お客さん1人1人との「接触」をとても大事にしていたので、「どうしたら喜んでくれるか。どうしたらニーズに答えられるか。要望にダイレクトに答えられなくても、できることはあるのではないか?」という思考です。

このように代替案を提案すると、お客さんの記憶にも残るし、もしかしたら提案がどんぴしゃでハマるかもしれない。
何より、「ありません。すいません。以上」と答えられるより、誠意を感じますよね。「私のために考えて、提案してくれている」と。

作家さんとのコミュニケーションに価値を感じるハンドメイドマーケットのユーザーさんたちにとっては、この辺、とても大事だと思います。

作品に対するネガティブな意見をヒアリングして、改善につなげる

マル子は、けっこう人の意見が気になるタイプです。
自分がどのように見られているのかはもちろん、自分の作品がどのように思われているかも。

しかも、なぜかネガティブな意見の方が気になります。
ま、当然ですよね。
お金をかけて作品を買ってもらったのに、残念な思いをさせてしまっていないか、気になります。
また、ネガティブな意見はそのまま改善のヒントになりますので、重要視しています。

なので、できるだけお客さんに意見を聞くようにしています。
もしよかったら感想を聞かせてくださいね、と。

また、自分の友達や家族に作品をつかってもらって、ネガティブな感想を敢えて聞き出してます。
自分の作品を100点満点以上にしていきたいので。

「ネガティブなことも含めて、どんな意見でもよいので教えてください。今後の改善につなげていきます」というスタンスでコミュニケーションをすると、
結構、意見が出てきます。

みなさん優しいので、「基本的には最高なんだけど、ここもこうであったらさらに嬉しい」などとオブラートにくるんで改善点を表現してくれます。
そういうちょっとした意見に真摯に耳を傾けて、実際に作品を改善していきます。

大きな改善でなくてもよいのです。小さな改善、マイナーチェンジってやつですね。
それを常に少しずつ加えています。

完成形というのは、ないのです。

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